半月板損傷手術後の痛みから運動復帰へ!
16才 サッカー少年 京都市
主訴
・階段を降りる時痛い
・正座が出来ない
・膝を深く曲げられない
病院での診断 半月板損傷
昨年半月板の一部を削除する手術を受けている。
手術後は順調だったが高校入学後サッカーに復帰したところ再発した。
最初に全身の状態を細部にわたって検査確認し、再発に至った原因を探る。
突然再発することはない。再発する原因が隠れている。
その原因は手術前からあったものか、手術後に派生したものかは不明。
再発事例で多く見られるのが、「身体の歪み」
身体が歪んでいるということはいわゆる不自然体。不自然な体を維持し、
動かすには常に余分な緊張状態を伴う。余分な力が入る。
この少年も両足、腰背部、首肩まで過緊張状態である。
「なんでこの子は何度も足が悪くなるんでしょうね」というお母さんの
ごもっともな質問に一つ一つ説明を加えていく。
なぜ身体が歪むのか、筋肉が硬くなるのかを
お話しながら施術を進める。
お母さんも日常的に気になることは話すという。帰って来たらからだのケアをしなさい。
姿勢を正しなさい。しかしなかなか聞いてくれないという。
今日実際に施術を受けながら、説明を加えていくと身体で違いがはっきりわかる。
ご本人は体感して初めて納得し、いったんそうなれば素直に話を受け入れてくれる。
「ほら、お母さんがいつも言ってる事でしょう」本人もうなずくしかない。
こんなソフトな刺激で筋肉がみるみる軽くなっていく。
片足だけ施術して足踏むしてもらうと「わー軽い・・!」びっくりしている。
右肩の施術をして動かしてもらうと「えっ!な~に。軽~~い!」
「左肩重~い」と言う。左肩の施術をすると「軽い!さっきと全然違う」。
骨盤も2方向に歪み、背骨も湾曲していた。今まで余程身体の力が抜けていなかったのでしょう。
施術後身体を動かしてもらう。「全然違う!軽い!!」と素直にビックリしている。
さて問題の膝。
これまで曲げると痛いという条件反射回路ができていて曲げる前から緊張が入ってしまっている。
予期不安のなせる業。脳が痛みを避けるため膝の屈曲時、力を入れて防御している。
この脳の条件反射回路を修正しないと素直に曲げられない。
独自の方法で脳の記憶を少しづつ修正していく。
施術前より膝は深く曲がるようになったがまだ曲げる動作が怖いらしい。
角度が深くなっていくと動きが急に遅くなる。
何度か記憶の修正動作をしながら動かしていくと徐々に動きが滑らかになっていく。
今度は屈曲から伸ばす動作時に膝内側に痛みが出た。補助をして動作をすると痛みが消失した。
一つ一つ原因を探り修正、解除、していけば痛みは消えていく。間違った脳の記憶も修正されていく。
施術後、自己療法をお母さんと一緒に受講。
半月板損傷といっても原因は千差万別。痛む場所も、痛む動作も、痛みの種類もみな違います。。
関西予防医術研究所ではその方の原因を正確に把握して、その方にあった手入れの仕方を
自己療法講座の受講者に個別にお教えしています。
自己療法で教えた通り自分で手入れしていってもらうと筋肉の緊張も解消されてますます
身体が滑らかに動くようになってきた。
歪みも取れて姿勢が良くなり身長が伸びてきた。すっきりした体になっている。
お母さんが「背が伸びてるわ!!」と驚いている。
サッカーを継続するには正しい手入れ。それを継続していれば再発しません。
万一痛みが出ても教えた通りにすれば自分で解消できます。!
1週間後2回目来院。
自己療法を家でするうち徐々に屈曲が出来るようになった。
正座もできます!とのこと。
そのあと自己療法の点検・修正をして終了しました。。
1週間後母さんから電話がありました。
「おかげさまでサッカーに復帰して帰ってくるとお風呂上りにちゃんと自己療法やってます」
と嬉しい報告をいただきました。
関西予防医術研究所
京都府京都市南区西九条蔵王町53 電話075-661-1662
ケンジントンハウス406
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中村美由紀

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